通信制高校に対する誤解や不安を解消しよう

通信制高校の知識
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このサイトに訪れている方の中には、通信制高校は「全日制高校に行けない人が行く高校」という先入観を持っている方や、通信制高校だと「周りに言うのが恥ずかしい」、「世間体が気になる」といった、消極的なイメージを持っている方もいるのではないでしょうか…。

それは、通信制高校のことをよく知らないことで生まれた誤解や不安に過ぎません。

通信制高校がどういう高校なのかをよく知らない人が多いことで、「全日制に行かないのには、何か特別は理由があるのでは?」といった先入観だけがひとり歩きしているに過ぎないのです。

通信制高校がどんな学校かをきちんと理解することで、通信制高校をもっと身近に感じ、ネガティブなイメージが間違っていたことに気づくはずです。

このページでは、通信制高校の魅力などを紹介していくことで、通信制高校に対する誤解や不安を払拭していただければと思っています。

通信制高校には魅力がいっぱい

では、通信制高校の魅力は一体どんなところにあって、どんなものがあるのでしょうか。以下に、魅力となるポイントをあげてみました。

単位制なので自分のペースで勉強を進められる
自由になる時間が多いのでバイトや趣味などと両立できる
登校日が少ないため不登校でも卒業できる
単位制のため留年することがない
高校卒業の資格は全日制高校と全く同じ
厳しい校則などに縛られる心配がほとんどない

このように、魅力となるポイントを見ると全日制高校には無いものばかりです。

通信制高校は基本的に校則で縛られるということがほとんどないので、私服や髪型でおしゃれができたりするのも魅力のひとつといえるかもしれませんね。

なお、学校によっては、制服があったり、部活動が盛んだったり、学校行事を積極的に行っていたりと、全日制高校と変わらない学校生活が遅れる通信制高校もあったりします。

このように通信制高校を理解することで通信制高校に対するマイナスイメージが払拭されていき、自分が行ってみたくなるような学校をきっと見つけることができるはずです。

自分に合いそうな学校や興味が沸くような学校を見つけた場合には必ず資料請求を行い、パンフレットできちんと内容を確認するようにしてくださいね。

自分のペースで勉強を進められる

通信制高校は、全日制高校の「学年制」とは違い「単位制」を採用しているため、1年間でこれだけ学習しなければいけないという決まりはありません。

1年を通してどれだけの量を学習をするかについては、すべて生徒に任されています。

 

基本的な通信制高校の卒業条件は、

・74単位以上を修得
・3年以上の在籍期間
・30単位時間の特殊活動

 

分かりやすくいえば、全日制高校が採用している学年制のように毎日決められた時間に学校に来て、進級に必要とされる学習を1年間行っていく必要がないとういことです。

自分のペースで勉強を進めながら、卒業するための条件を目指せばいいわけなんですね。

また、学年制では、テストなどの成績が悪く進級に必要な単位がとれなかったり、出席日数が足りなかったりすると留年になってしまい、同じ学年をやり直さなければなりません。

しかし、通信制高校の単位制では、仮に修得できなかった単位があったとしても、その単位だけを再度修得すれば全く問題がないのです。

何かやむを得ない理由があって毎日学習ができない場合などは、3年かけて卒業しようとしていたところを4年の卒業に切り替えるといったことも可能なわけです。

自由な時間を多くもてる


通信制高校は、自分で自由に学習プログラムを組むことができます。例えば、週に2回の通学(スクーリング)コースの場合は、週5日間を自由に使うことができるわけです。

通信制高校は単位制のため、当然ながら自宅での学習は必要になりますが、全日制高校と比べれば自由になる時間を多く持つことができます。

空いている時間を利用してアルバイトをしたり、趣味や習い事などに時間を費やしたりすることができるわけです。成人して仕事を持っている人が、高校卒業の資格を得るために学習を続けることができるのも通信制高校ならではですね。

卒業の資格は全日制高校と同じ

通信制高校は、決められた単位を修得することで卒業となり、同時に高校卒業の資格を得ることができます。通信制高校は基本的に自宅学習がメインですが、学習内容については全日制高校と比べてみても決して簡単なものではありません。

そのため、高校を卒業をする際の資格については、全日制高校や定時性高校と通信制高校は全く同なじものとして社会では扱われることになります。

大学や専門学校などの受験資格も同時に得ることになり、必要条件が高卒以上となっている求人募集に申し込むことだってできます。

 

全日制高校を卒業しようが、通信制高校を卒業しようが、高校卒業の資格に違いはないのです。

 

なお、学校法人になりますが、全日制と通信制の両方を運営しているところもあって、通信制高校の卒業者には、全日制高校と全く同じ卒業証書を授与してくれるところもあるようです。

どうしても通信制高校卒業ということを知られたくないという方は、このような学校をピックアップして比較検討すると良いかもしれませんね。その際は資料請求することをおすすめします。

校則に縛られることがない


全日制高校では、厳しい校則が定められていたり、アルバイトが禁止の学校も多いですよね。

その点、通信制高校では、必要最低限の礼儀やマナーといった校則はあるものの、アルバイトをはじめ、服装や頭髪などについても自由といった学校がほとんどです。

通信制高校に関するアンケートなどを見ると、「校則が厳しくないのが嬉しい」と答えている人が結構いますからね。通信制高校のメリットだと感じている人は多いようです。

まとめ

通信制高校に対して、不安やマイナスイメージを感じてしまったら、「自分がどうして通信制高校の入学を検討しているのか」、原点に戻って考えてみてください。

将来を考えて、「高校卒業の資格を取得したい」、「専門的な知識を身につけたい」など、人によって通信制高校を検討している理由はいろいろあるわけですが、目標をしっかり持っていれば、他人の評価なんて気にしなくてもよくなりますからね。

高校生活は他人が過ごすわけではありません。「通信制高校を選ぶことに対してどう捉えるか」、結局は自分次第なんです。

ここまで説明してきましたが、通信制高校には全日制にない素晴らしい魅力やメリットが存在します。それらをきちんと理解し、学校を比較検討して、自分に一番あった通信制高校を選択することが何よりも重要だと私は思います。

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